fc2ブログ

MARUMASU MOTOCLASSICA

2024 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

'79y FLH / '81y FXWG トップエンド作業〜其の壱。

暫くは雨の日が続くようです。

IMG_2749.jpeg


昨日超音波洗浄を行ったままのFXWGのキャブレター。見ての通りムラだらけ。

IMG_2742.jpeg

で、キッチン用のナイロンタワシで擦ってみたFLHのキャブレター。意外と簡単にムラは落とせそうです。

IMG_2743.jpeg

FXWGのキャブはチョークバタフライ用の細いスプリングが何故かストッパーから外れていたので修理しておきました。キャブレターのO/Hキットが無いので手配します。

IMG_2744.jpeg

続いてはシリンダーヘッドの組み立て。先ずはFLH。

IMG_2745.jpeg

バルブスプリングのロアシートはバルブシールよりも内径が小さい為、シールを圧入する前に嵌めておく必要があります。

IMG_2747.jpeg

それをすっかり忘れて先にバルブシールを打ち込んでしまい、抜き取ったシールがこれ。バルブシールのリップが強烈に効いており、ニッパーで破断しないと抜けませんでした。これが海外製のバルブシールだとあっさり抜ける為、如何に日本製のシールが素晴らしいかを思い知りました。
バルブシールは余分に8個入手しておいたので助かりました。

IMG_2751.jpeg

FLHのヘッドが完成。

IMG_2748.jpeg

続いてはFXWGのヘッド。WGのヘッドは以前ヘッドガスケットを剥がす際に付いたと思われる深い傷が入っておりました。その為傷がほぼほぼ消えるところまで平面研磨して頂いております。切削した値は0.25-0.30mmで、前後共に合わせてあります。

IMG_2750.jpeg

WGのロアスプリングシートは切削加工が施されており、バルブシール圧入後でもシートが装着出来るよう内径加工が施されていました。またシートの”座り”を良くする為、バルブガイドの逃し加工も施行されています。
バルブセット長が変わるので最初に調整は必要です。単純ですが気の利いた賢い加工で感心しました。

IMG_2752.jpeg

シリンダーヘッドはこれでOK。

IMG_2753.jpeg

IMG_2754.jpeg

続いてはピストンリング・エンドギャップの調整です。

IMG_2755.jpeg

リングは一般的なヘイスティング製ですが、ここ最近のアメリカ製リングは調整不要な事も多く、クオリティは上がっているような気がします。"MADE IN U.S.A."製品も頑張って欲しいもの。

IMG_2756.jpeg

リングエンドギャップの方向を調整する際、見易いようにマーキングするのが常。表裏を間違えないようにする意味もあります。

IMG_2757.jpeg

IMG_2758.jpeg

でリングエンドギャップを計測。光に翳して”透かし”も確認します。

IMG_2759.jpeg

IMG_2760.jpeg

猫が作業の進捗状況を確認に来てました。いつもご苦労様です。

IMG_2761.jpeg

IMG_2762.jpeg

2台分の計測が完了しました。リングは間違いの無いように袋に入れて保管します。

IMG_2763.jpeg

今後は車体側の準備に入りたいと思います。

IMG_2766.jpeg

オマケの画像は此方↓

パンヘッドのオーナーさんが持ち込んでくれた純正のライトサイドケースです。インナーカムベアリング?の穴のところに3箇所、がっつりクラックが入っています。

IMG_2764.jpeg

ここ鈴鹿には、割れたシリンダーヘッドすら修理可能な職人さんがいらっしゃいますので、一度相談に行こうと思っています。貴重な当時の”マッチングケース”ですので復活させたいところです。

IMG_2765.jpeg

続きます。
関連記事

| Shovel Head | 18:11 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT