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MARUMASU MOTOCLASSICA

2024 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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TC88 FXRP T/M交換。

まぁまぁ酷い目に遭いました。

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昨日のTC-FXRPの続きです。

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メインドライブギアを脱着するSST。自分が使い易いように他の治具も追加しています。

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まずはトラップドア側にプレート治具をセット。

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ドライブギア外側にも治具をセットして、ドライブギアをケース内部に抜き取ります。

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でドライブギアが外れました。

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T/Mケース内部をクリーニング。メインドライブベアリングは交換しません。

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どうしても気になるので、やっぱりT/Mケース外側もクリーニング。今回よほど酷く無い限りシールやOリングも交換しないとの事。

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左側が後期エボ純正の5速T/Mアッセンブリ。当店にあったT/Mから抜き取ったものです。程度は極上。

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今度はまた別のSSTを使い、メインドライブギアをケースに圧入します。

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セット完了。

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5速T/Mアッセンブリをケースに入れて、シフターフォークやシフタードラムを組みます。シフターアームやシフターのアジャスターも純正に戻しています。

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油圧クラッチを外してストックケーブルクラッチに戻そうかとも考えました。サイドカバーはFXR用ではなくFXST用を流用する事で、フットボード用のブレーキアームを逃すことが出来ました。

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で続いてはプライマリーサイド。

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因みにこの車両、ありとあらゆる箇所からオイルリークしています。一番の原因はオイルバックからのオイルラインが傷付いており、そこから漏れているのが大きいのですが、プライマリーカバーからも漏れています。オイル漏れに関しては”何処まで下処理をするか”で決まります。限られた作業時間内だとしても見て見ぬふりは出来ません。

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硬化して汚れた液状ガスケットを撤去。そもそも絶対に漏らさない、という強い意思が無いと、いくらエボでもリークは止まりません。

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エンジンケースとの接合面のOリングはボロボロで今にも千切れそうでしたから流石に交換。青い純正部品。社外の黒いものは熱に弱い気がするので使いません。

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で一次ドライブを組みました。プライマリーチェーンは伸びているので次回は交換した方が良いと思います。クラッチはプリモが入っていました。

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これがオイルラインのクラック。リターンホースとカム室ブリザーの2本が痛んで漏れています。無印の安物ホースだと経年劣化でこうなります。

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丁度良い具合の”歯切れ”ホースが残ってました。ここは”スネークスキン”のH-D純正オイルホースでやり直し。以前はホースの取り回しが長く、シフターアームに接触していた為オイルラインが削れて漏れていました。
純正ホースは柔らかくて取り回しの自由度が高く、経年劣化してもヒビ割れてきません。流石は高価なだけあります。

因みにですが、このホースの取り回しでもT/Mトップカバーを楽に外せる程オイルホースは柔軟です。「整備性の良さ」こそ最重要項目ですので。

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ケーブルクラッチにするにはクラッチケーブルや純正クラッチホルダーなどが無くて戻せませんでした。という訳でBAKERの油圧のまま。

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他にも、地味ですが苦労する箇所ばかり手直しがあり、無駄な時間を費やしました。
今回このオーナーさんはFXRPを降りる事になったようで、流用出来る部品を外して欲しい、というご依頼でした。

当店が造ったTC-FXRではありませんのでトヤカク言いたくはありませんが、所詮”海の向こう”のガレージビルダーが作ったような車両だと思います。何処も彼処も仕上げがいまひとつで、パリッと仕上げるにはもう一手間掛けないと駄目な車両だと思います。

しっかりしたショップさんで、それなりに手を入れて貰えば良い車両になると思います。

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結局トータルで8.5H。オーバーした時間は当方の”サービス残業”という事になりそうです、、やっただけ損、な案件ですが(笑)、知り合いの頼みなので今回は仕方なし。
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