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MARUMASU MOTOCLASSICA

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★'89y TC96 FXR(11日目) / '92y TC96 FXRS。

黄砂が酷いです。

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まずは'89y TC96 FXRから。ダイヤモンドE/G製の12Pブレーキローターボルトに交換します。

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リアアクスルシャフトのカラーが合わなかったので再調整します。今回は色々なサイズのカラーを入手しておりますので旋盤でのカラー加工はありません。

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良い具合になりました。

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ここでTC95 FXRS-SPで使用するシートの修理が上がって参りました。シートベースが劣化でバキバキにクラックが入っていた為、”ジーンチョッパー”さんのFXRシートベースを使ってベースだけを入れ替えて頂きました。

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完璧。内部ウレタンと表皮はそのまま流用しています。

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TC96 FXRは始動を試みましたが、バッテリー不具合とキャブレターのオーバーフローで始動出来ず。しかし、スターターは壊れていない事が分かりましたし、正しいタイミングで火花は飛んでいたので、この2点を交換すれば問題が無いように感じます。

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取り敢えず新品キャブレターとバッテリーが届くまでストップ。

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で、お次は同じTC96+6速T/Mを搭載した'92y FXRS。此方は1992年式。

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車検毎にお預かりするのですが、2年間での走行距離は毎回数百キロ程度で、ほとんど乗られておりません。”乗り過ぎ”も良く無いですが、あまり乗らないのも車両には良くありません。

まぁ毎回の事ですので言いたくはありませんが、正直車両が汚い。車庫に放置し放しなんだと思いますが偶には洗ってやるとかして頂きたいもの。この車両を作るにはそれ相応の金額が掛かっておりますので勿体無いです。

あとオーナー様のメンテナンス不足で過度に汚れた車両はこれからクリーニング代金を別途頂きます。車検時のサービスで出来るレベルを超えている車両には適応させて頂きます。

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ブレーキフルードを抜いたまでは良かったのですが、全く”エア噛み”が抜けません。キャリパー側には問題が無いのですが、ブレーキマスター側から泡が一切出ません。

一昨日は車検に乗っていった訳ですが、エアーが完全に抜けている状態のままであれば、普通に動作している事が多いです。ですが、一旦フルードを完全交換しようかとフルードを抜いてしまうと、ピストンの弁が閉じてしまっている事が原因ですので二度とエアーは抜けなくなります。

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ブレーキマスター側ピストンのダストブーツを外すとご覧のとおり。ピストンの外側にフルードが逆流しています。漏れたフルードが汚れている事から以前から症状は出ていたものと思われます。ハーレーなら普通に漏れているのですが、ブレンボ製のダストブーツは優秀ですので破れない限り外側には漏れ出しません。

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分解しました。流石にブレンボですので整備性は良いです。真ん中のグレーのアルマイトが施された部品がピストンで、黒いゴムの部分がバルブになっています。長期に渡り動かさないとリップが閉じてしまうのでブレーキレバー側に逆流する事になります。

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RCSマスターなのですが現行品番とは異なっており詳細が分かりません。このあたりはオーナーさんが自分で買って交換していますから当店では管理出来ていないんです。一応同じものだと思われる19ΦマスターのO/Hキットがありましたので注文しておきました。使えると良いのですが。

インスタにも書きましたが、こういったレースに重きをおいたメーカーのブレーキパーツは開発ペースが早い為、旧商品は次々廃番になります。当店のレーサーでももう既にO/Hキットすら入手出来ないメーカーもあります。

その点ニッシンのブレーキ・クラッチマスターは長期に渡り市販されており、O/Hキットも量販店で簡単に入手出来ます。
どんな車両でもブレーキのO/Hは避けては通れない部分です。将来的に入手が可能なのかどうかを吟味し、無理なら”消耗品”と割り切って使うべきだと思います。

同じブレンボ製品でなら安価なRCSシリーズではなく、レーシングの方がライフが長いように思います。高価なレーシングブレンボはそうそう簡単にモデルチェンジしませんが、所謂「稼ぎ頭」である安価なRCSシリーズは、どんどん新製品を作って買わせる、という商法だと思うんですよねぇ。

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ブレンボO/Hキットは、なんでも揃う(笑)AMAZONに在庫がありました。明日午後にも届く筈です。
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