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MARUMASU MOTOCLASSICA

2024 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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★ボンネビル回顧録~3日目。

【8/30 インターナショナル・ショートコース・アタック】


昨夜の雨が残り、条件も悪くなっていたので様子を見る事にした。

9時頃、まずはウェンデバーの町で買い物。スーパーマーケットに出掛けて細々した買い物を済ませ、ワークショップで土産代わりの真鍮製のキーホルダーを購入した。

スーパーマーケットなどでも他の参加者からKAZZ!と何故かよく声をかけられた。

買い物の後、そのままボンネビルへと向かう。

今日は平原が陽炎で揺れているように見えていたのだが、実は陽炎ではなく水が溜っているからであった。
空はどんより曇り、今にも雨が落ちそうな気配。

11:30からドライバーズ・ミーティングがあるというので急いで会場入り。

コースは現状コンディションを確認中という事だったが、13:30にテストライダーによるラン、その後塩の状態が悪くなければ14:00スタートという事。

とりあえず車両をのんびり手直しでもしようという事になり、フルーツなんかを囓りながら、タープを立てて整備開始。

・ハンドルのポジション変更
・キャブレターのメインジェット変更(#165→#170×2)
・サイレンサーをストレートパイプに交換
・スパークプラグを交換
・エキゾースト集合部分にターボチャージャー用の耐熱バンテージ追加
・DYNA2000iの点火時期を変更(進角)
・車両に付着したままの塩を取り払う

というのが主な作業。

「ワンテン」と呼ばれている110Kのガソリンは、紫色をしていてホワイトガソリンのようにも、アルコールのようにも感じる燃料で、日本製のハイオクに比べると全てが異なる感じだった。

スパークプラグはかなり白っぽく、明らかにガスが薄いのだが迷った結果メインジェットを1番手上げて#165から#170に。#175も考えたが、一度走ってみた結果次第だと思い、今日のところはとりあえずこれでいく。

そうこうするうちにKOISOさんが病院から戻ってきたので、昨日の結果やセッティングについて助言を頂いた。

クラッシュしたKOISOさんのFXDを見たが、凄まじい事になっていたので鎖骨だけで済んだのは正直奇跡的だと思った。本人は至って元気な様子だったので安心した。

その間にもパラパラと小雨が振った。

今日は無理かと諦めかけたが、晴れ間が覗くと急激に気温は上がり、予定通り14:00からスタートする事になった。

最も早いグループが数台走るのを見て、行くことに決めた。

アタックしている車両はどれもスピードが乗っていたのでコース上は比較的良い状態なのかもしれないと思った。

スーツを着てコース順のレーンに並ぶ。

ヘルメットを被らずレーン入りした事をオフィシャルに注意される。本当なら罰金があるらしい。

今日のコースオープンは2つ。マウンテン・コースとインターナショナル・ショートコース。

今回はインターナショナルコースを選択。

待ち時間は当然相変わらずだったが、誰彼自分の事を覚えてくれていて、ハナシをしているうちにスタート地点への移動となったので待ち時間はいつもより短かく感じた。

その間に昨日ウォブルを起こしたFフォークのプリロードを1回転半締め込み、サスを固めにセッティング。伸び側はとりあえず保留のまま。

果たして塩の上でどうかという事はよく分からなかったが、湾岸ではスプリングレートが低かったりプリロードが甘いと必ず高速コーナーでフロントから振られていた経験から変更してみた。

結果を先に言えば、この選択は完璧で、一切サスに不安なくコースを走り切る事ができた。流石はスクーデリアオクムラ・チューン、300km/hまで対応できるセッティングで、というリクエストであったが、その性能は素晴らしいの一言に尽きた。

インターナショナルコースのショートコースは3マイル地点からのスタートなので、計測区間は5マイルから6マイルの間。昨日は5速で5000回転だったが、サイレンサーをストレートパイプに変更し、スタート地点までの移動中だけでも明らかに上が回ることが分かった。

が、5速でエンジンの回転数を落として車速を距離で載せていくか、4速ホールドでレブまで回すかをスタートする直前まで迷っていた。

しかし、4速レッドでブローアップの危険を冒すより、まだ残り2日あるので昨日と同じように5速で安全マージンを取ろうと決めた。後は考えていても仕方ないので走った都合で臨機応変に対応する事にする。

ショートコースに集まっていた車両の最後から2番手が当方のスタート順で、カメラマンの待つスタート地点まで移動。離れたところでグリーンフラッグの合図を出すオフィシャルを見ながら、1速に放り込んだままのクラッチレバーを握りつつ、待つ。

数秒後グリーンフラッグが振られスタート。

塩の状態は悪くない気がした。

2速から3速へのシフトアップ時にシフターの入りが悪く、手痛いシフトミス。しかし今回は4速からの加速に絞っていたのであまり気にせず3速をレブまで引っ張って4速へ。ここはスムーズに入った。

ここから加速をして7000rpm辺りで計測開始地点である5マイルのグリーンフラッグが左に見えた。

昨日も同じだったが、グリーンフラッグの位置を目視で確認した瞬間、コンマ何秒かスロットルが止まる癖がついてしまっており、今回もまた止まってしまう。
車速にすると125マイル位だと思うのだが、スロットルを開け続けないとロスとなる。

肘をたたみ込みガスタンクをホールド、オートメーターの左側、クラッチマスターカップとの隙間から前方を直視してスロットル全開。ヘルメットのあごの部分がタンクに当たっている。

4速全開。ジリジリとタコの針は上がるので4速ホールドでそのまま加速。今回5速は入れない事にした。

スロットルは開け続けたつもりだったが、計測地点終了の6マイルポイント手前でまだ余力がある事が分かったが時既に遅し。マイルポストを過ぎたら直ぐにカラダを起こし、風圧で車速を一気に落とした後、左側のセフティロードへ待避して、ゆっくり8マイルポストへ走る。

エンジンをカットしてオフィシャルに聞くと137マイルだったとの事。
ワールドを出したかと勘違いして喜んだが糠喜び。10マイル届いていない・・・。

昨日に比べれば、2本目で10マイル速度を上乗せする事が出来たので上等といえば上等なのだが、まだ余力があったので少し悔しかった。

因みに同排気量のストックフレームクラスのワールドレコードは132マイルなので、今のフレームに補強が入っていなければワールドレコードを往路では更新していた事になる。※ワールドレコード更新は往路と復路の平均速度が上回った場合のみ有効

今日の結果は以下の通り。

INTERNATIONAL COURSE (DOWN RUN)
BIKE # 7799
CLASS 1650/M/
DATE 08-30-10
TIME 18:00
KILOMETER 138.337MPH
MILE 137.085MPH
WIND 5MPH from the ENE
TEMP 65.0F
HUMID 39%
SP 25.62in
DA 5719ft

バンに戻ってスパークプラグを確認したところ、昨日に比べると幾分マシにはなったもののまだ白い。

明日はもう1番手か2番手メインを上げるつもり。スローはあまり関係ないと思うので今回は一切弄らないが、ニードルジェットのクリップ位置は調整すると良いかもしれない。

前後の足のセットアップ、ハンドルポジションはとても良くなったので、そこはそのまま現状維持とする。

あとハンドルの位置変更に従い上半身のポジションが変わった為、シフト操作が悪くなったリンケージ回りは要調整。

明日は早めに各ギアでレブまで引っ張り、4速から5速へのシフトアップでどこまでドロップするかを試すつもり。シフトミスは許されないのでリンケージの位置調整がキモとなる筈。

残りあと2日。ベストを尽くしたいと思う。

【明日の調整箇所】

・スパークプラグ交換
・オイルチェック
・メインジェット変更(#170→#180)
・ストレートパイプのワイヤリングを増やす
・給油
・ガスタンクのラムエアー対策
・シフターリンケージの調整
・付着した塩の掃除

2010年8月30日

~ボンネビル手記より~
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